2010年02月09日

夜のエコツアーは楽しいのだ

ニッコウキスゲの群生で知られる、長野県の霧ヶ峰では、その恵まれた自然を生かしたさまざまなエコツアーが企画、開催されています。
「NPO法人 霧ヶ峰基金」は、季節に応じたエコツアーを主催しています。たとえば、「観音沢トレッキング」は、新緑と紅葉の季節に行われます。また、雪の季節には、「八島湿原スノーシューエコツアー」が開催されます。

その「NPO法人 霧ヶ峰基金」が主催するエコツアーの一つに、「御射山(みさやま)夜さんぽ」があります。御射山(みさやま)と、国の天然記念物でもある「八島湿原」を夜に散歩するというプログラムです。

天然記念物である「八島湿原」は、今から約1万2千年前に、霧ヶ峰一帯の火山活動で生まれた溶岩のくぼみに、土砂や水がたまり、できたといわれます。そこにはやがてヨシやスゲなどの植物が繁殖したのですが、枯死しても低温のために腐らず、泥炭化し、沼の水は酸性となり、結局、ミズゴケしか生育できない湿地になったのです。霧ヶ峰では1年中、霧が派生し、ミズゴケの生育は途絶えることがありません。そのため泥炭層は堆積を続け、現在では厚さ約8メートルにもなっています。そして現在も年に1ミリずる成長し続けているのです。こうして、現在のような世界的にも珍しい高層湿原となったのです。

夜のエコツアーでは、闇に包まれた湿原を歩きます。時折、シカの鳴き声が響きます。夜、19:00〜20:30のツアーになります。開催時期は5月〜10月となります。


同じカテゴリー(エコツアー)の記事
 エコ専門の指導員エデュケーター (2010-02-15 20:55)
 富士山の清掃活動の薦め (2010-02-14 20:55)
 農園オーナーの薦め (2010-02-12 20:55)
 エコツアーガイド養成セミナーについて (2010-02-11 20:55)
 環境ボランティアについて (2010-02-10 20:55)
 子どもだけのエコツアーもあります (2010-02-08 20:55)

Posted by エコラブ at 20:55 │エコツアー